送り出し機関について
送り出し機関とは
「送り出し機関」とは、技能実習生の母国にあり、就職を日本にある監理団体へ取り次ぐ機関のことを指します。技能実習生での雇用を考えている企業は、送り出し機関と契約を結び、人材を確保していきます。
送り出し機関の役割
日本の受け入れ企業が技能実習生を受け入れる場合、監理団体を経由しての受け入れが必要です。
監理団体は送り出し機関から技能実習生の受け入れを行います。
以下に、技能実習制度における送り出し機関の役割について記載します。
- 技能実習生の募集・選別
日本にある受け入れ企業によって求める人材の特徴は異なります。
そのため、送り出し機関は性別や年齢・学歴や性格を踏まえて技能実習生の候補を募集・選別する必要があるのです。
加えて、技能実習法などの要件を満たしているか判断することも送り出し機関の重要な役割となっており、全てマッチングしている人材を選抜しなければいけません。 - 入国前の教育(日本語・マナー・文化)
選抜した外国人に対して、入国前の教育を行うことも送り出し機関の大きな役割です。
日本での生活に必要な日本語教育や、日本文化・日本のマナーについての教育を実施します。同時に、日本で技能実習生として従事する業務の実技実習等も実施します。
約6か月間の入国前教育を実施した後、実技演習や最終的な面接に移っていきます。 - 送り出す際の手続き
技能実習生の募集・選抜、入国前の教育を終えたら日本へ送り出すための手続きを行います。
具体的には、“技能実習生の健康診断と監理団体への結果報告”、”パスポートへの申請手続き”といった手続きを行い、技能実習生がスムーズに日本へ入国できるようにサポートします。 - 日本滞在中の技能実習生への生活支援等
日本へ送り出しが完了した後の技能実習生への支援も送り出し機関の大切な役割です。
日本滞在中の技能実習生の状況把握やトラブル発生時の対応のほか、日本滞在中のメンタルケアなどもサポートします。
技能実習生が日本でしっかり生活できるよう、送り出した後のアフターフォローを行います。