外国人技能実習

技能実習生による犯罪

昨今、日本に在留する外国人の犯罪を取り扱うニュースをテレビで見かけることが多々あります。
外国人がかかわる犯罪は、在留カードやパスポートの偽装、不法就労の助長、偽装結婚、窃盗や詐欺等様々ですが、今回は実際に起こった日本人が被害にあったケースの事件について焦点を当てていこうと思います。

2019年8月、茨城県八千代町で高齢夫婦がベトナム人技能実習生に襲われ死傷した事件が発生しました。
この事件では、21歳の男性が殺人未遂容疑で逮捕され懲役27年の判決が下りました。

動機についてははっきりとわかっておらず、死傷された高齢夫婦と技能実習生との関係もわかっていません。
逮捕されたベトナム人は、2018年の秋から実習生として高齢夫婦の自宅から約2kmの距離にある、実習先の寮に住み、農作物の栽培などを行う技能実習生として就労していました。
勤務態度もいたって普通で、友人の間でも事件を起こすような実習生ではなかったようです。

現在、日本には約180万人の外国人労働者がいます。
彼らは日本人と同じように文化や生活習慣、食生活や言葉など様々な”違い”があります。
育つ環境や、現在おかれている状況によっても違います。
この事件を起こした実習生が、どのような状況にいたのかは分かりませんが、どのような状況にあったとしても罪を犯すことはあってはなりません。

今後さらに日本で就労する外国人が増えると予想されます。
それによって、犯罪に巻き込まれる人が増える可能性もあります。
外国人がどのようなことを考えているかわかりません。しかし、悩みや心配事を相談できる環境は必要です。

相談できれば解決できるとこはあります。
そのため日本人の私たちも、日本で働く外国人に寄り添い共存できる環境を作っていくことが大切だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA